2012年10月16日火曜日

2012 第4回

第1課題:うごくおもちゃを図解する その3

前回のスケッチを共有


おもちゃそれぞれについて、相当な数の表現が生まれました。これらすべてがこれから表現するための資源、財産になります。



調べてきた物理現象の共有(最後に回収)
グループごとに、それそれが興味を持ったおもちゃの持つ科学的、物理的なメカニズムを宿題として調べてきました。それを各ブループ内で共有しました。


チームで選ぶおもちゃの検討→決定



インフォグラフィックスのデザインについてのレクチャー

視覚表現の基本要素は「点」「線」「面」「配置」「色」
点:存在を表す。そのかたちによって特徴(属性)を表現。具象から抽象そしてデフォルメまでを表現でコントロールしよう。
線:つながりを表す。太さ、長さ、描画方法(タッチ)、方向などによって、つながりに意味を持たせることができる。
面:領域を表す。かたちによってその空間の特徴を表現。そのまま面で表す方法と線で囲む方法を使い分ける。
配置:位置関係には意味がある。左右=並列、上下=階層。関係の深いものほど近くに=群化、まとまり。
色:図と地の関係によって意味を持たせることができる。基本は同系色=調和、補色=対比。これらの度合いをコントロールすることで全体のバランスを整える。


▲図のタイトルは「インフォグラフィックスの世界」ですが内容はインフォグラフィックスの要素(画像をクリックで拡大)

図解表現のレベル
ピクトグラム:モノをシンボル化する
数値を視覚化:数の視覚化、量の視覚化。ピクトグラムを連続的に並べることで、数や量を線や面として表現できる。
データの関係性を視覚化:グラフ。複数のデータの関係性を見る道具。解釈は見る人に委ねられる。
因果関係の視覚化:チャート。時間軸(順序)を持った関係性の表現に用いる。
位置関係、階層の視覚化:地図。空間的な位置関係を示す。ある領域の中でのそれぞれの位置。包含関係の表現。
見えない部分の視覚化:図解。イラストレーションとは、光を当てる、明らかにする、という意味。見えない部分を切り開いたり透過させたり分解したりすることで、見えるように示す。



属性について再度抽出、ディスカッション(グループ)
グループで以下のポイントを再確認しながら、作品制作に向けた準備を進めます。

観察の精度をあげる
→具体的な視点、具体的なデータがないと、絵にならないんです。

水の軌跡、玉の軌跡、移動の軌跡
形状の精度
計り方:条件と結果の対応
複数の視点の組み合わせ


次週23日:インフォグラフィックス制作

対象としたおもちゃの概要、
動きの特徴とその背景にある科学的原理を図解しなさい。
※手描き、A3用紙一枚にまとめる。
進め方は・・・
・アイデアスケッチ(10バージョン程度)で徐々に完成度を上げていく
・清書としてケント紙にまとめる
・授業時間内に決着を付ける(その上で宿題としてさらなるバージョンアップを)

再来週30日:発表会、新しいおもちゃの企画

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